徒然(自分は自分の道を選ぶしかないという諦めというか覚悟というか)

自分はいわゆる「書けないプログラマ」です。
だから、「(書けるけど)書かないプログラマ」になりたいと思っています。

僕の周りには僕も含めて少なからずこう思っている人がいるんですが、素直に勉強を始めている人とか、コンプレックスに感じすぎているのか妙な事を言い出している人とか、その転化のしかたも色々です。


自分も、実はコンプレックスに感じているのは否めません。*1
結婚をして、子どもを二人も授かってから、それが焦りに感じてきました。かと言って家族を切り捨ててしまうと、「何のために頑張るか」という筋がおかしな事になってしまいます。なので、家族を切り捨てるという選択肢は絶対的にあり得ない。でも、例えば子どもが寝るまでネットに繋げない(というか、マシン自体立ち上げられない)とか、「創るJava」を読んでいると挿絵のロボットにKidsが反応して危うく本をぐしゃぐしゃにされそうになるとか、こういう事はストレスに感じます。大切な家族だからいらつかないかというと、全然そんな事はないです。


で、最近思うのは、「自分は自分、とても残念だけど」という事。
最近仲良くさせてもらっているダイチャンことid:daisuke-mさんがセンセーショナルな進路選択失敗の補正宣言(失礼w)をして脚光を浴びているのを見て、「すげーなぁ」と感じます。同時に「あーなりたいなぁ」とも思います。でも、なれないでしょう。それは諦めとかそういうのじゃなくて、僕はダイチャンではないのでダイチャンと同じにはなれないし、ダイチャンも僕になりたいと思うことは無いだろうけど、なれないです。


でもダイチャンみたいに、プログラムに携わる人間の1人として業界や世界のプログラマにどんな貢献が出来ないものか、とか考えました。他の人に一つの道を指し示す凄いスター・エンジニアにはなれず、かといって一時叩かれた「悪いスーツ」にもなりきれず、ギークなんて夢のまた夢な僕のような人間が、貢献できる事なんてあるのか?とか。


答えはもちろん「ある」ですよね。

ダイチャン、スゲー!とエントリに書く。

誰かがそれを読んで何かを刺激されて、ダイチャンって何者だよ?と調べるようになるかも知れないし、それを読んで「この人も書いてるなんて有名なんだぁ」と思うかも知れない。たいした実力がなくても、こういう形で貢献する事は出来ます。時間も要らない。*2


「ああいう風にはなれないんだから」とか「それでも勝ち組になるのは一握り」とか、バッサリ何かを切り捨ててしまう事を言う人もたまにいますけど*3、行動を起こさなければ可能性はずっと0なままな訳で、その行動を起こした勇気に感動することと、それを「ガンガッタ!」と表現することはとても大事だと思うです。


そんな地道な行動が、最終的に業界の何かを変えられるかも知れない。
少なくとも、何もしないより何かを変えていける可能性は遥かに高い。

あえて企業的なものの見方をしても、「可能性が高い方に賭ける」って妥当すぎる判断の仕方だと思います。


だから、自分は自分の道を歩むしかなくて、途中で悩んだり、誤ったり、間違えたり、Disられたり、恥をかいたりしても、実はそんなこと全然問題でも何でもないので、の感じたままを書けば良いと思うよ。

*1:なので、id:nowokayこときしださんの「創るJava」で現在再勉強中。。。

*2:おかしな事を言い出さないように勉強は必要ですけど。

*3:http://d.hatena.ne.jp/Ewigkeit/20080202