1つのゴールが明示された。

とりあえずBuriのタグにしておきましたが、微妙に違います。

ギョイゾー!の裏側

株式会社マジカジャパンの羽生章洋が書いてるブログ:ギョイゾー!の裏側 - livedoor Blog(ブログ)

凄いです。
本当に凄いです。
江戸川区小岩から黒船が来ました。


最初にこの記事を見た時、ものすごい衝撃を受けましたのですが、それは「1000画面でも1日かからない」という恐ろしい数字もそうですが、それ以上にその数字を出せる仕組みを作れるという事実に驚きました。驚いてガクブルした後、今まで理想として考えていたことが実現できているという事実に勇気づけられたりもしました。


フレームワーク的なものを自作しようとした事のある人なら誰しも一度は考えると思うのですが、こういった基盤となる仕組みを作るのは生産性やら効率を上げる為で、それが究極まで高めてから初めてお客様に真のサービスを提供できるようになるのではないか、ということです。

現実にはいきなりそこまで高めるのは難しく、さらに効率化はたいていが多様性とのトレードオフになってしまい、色々な業務で使いまわせる仕組みを考えようとするのですが、どんどん抽象化させた結果よく分からない「社内標準」なる文書に行きついたというのはよく聞く話です。

しかも、お客様へ提供するサービスというものは、それはそれで結構奥深く大変なものですので、これをじっくり考え不要なシステムを売らなくても良いように、と考えたりもするのですが、結局は作り上げる為にそのサービスについて掘り下げる事を諦めてしまってはいないか、でも目先の仕事を片付けないと生活が><とかジレンマを感じてしまう事も少なくありません。それぞれで集中できるように役割分担を、とサービスを考える人とシステムを作る人と分けると、なぜかキチンと分けられずしかもお互いがお互いをけなし合う泥沼になったりしますしw


理屈で言えば誰にも実現できる事だときっとご本人はおっしゃるのかも知れませんし、凄まじい才能を発揮した人がいたからだとおっしゃるのかも知れませんが、それを作り上げる・作り上げられる環境を作ってさらに作り込んでいける環境を維持し続けるという点で、もうひたすら脱帽です。頭皮ごと脱帽です。

サービスの付加価値として見ても、低コストに勝る付加価値ってなかなかありません。
またいわゆる「仕様変更」が忌み嫌われるのも、変更の対応で最終的な期日に間に合わなくなるかも知れないリスクへの恐れが根本だと思うのですが、ここまで「作る」という作業を瞬殺できる仕組みがあれば、お客様とじっくり「システムを創ること」についてお話をさせて頂けるゆとりも作れます。


「作る」という仕事の価値が下げられちゃう、と危惧する方もいるかも知れませんが、たぶん元々「作る」ということ自体に価値などないのです。それより「創る」ことなんだと思います。でも、創ったものを提供するには作らないとダメなので、なので作るんです。という事を改めて考えさせられました。(いや、所詮SIしか知らない人間なのでそう思うだけかも知れませんけど。)


という訳で、エンジニアとしての夢とも使命とも言える仕組みのゴールの1つが、ここに明示されました。
近づけるか黒船に駆逐されるか、一生掛けて試しますw


(蛇足)
ずいぶん前ですが、このスターロジックの社屋にお邪魔させて頂きました。はぶさんとなぜか「メビウス」の変身の話をさせて頂いてましたがw、あの時もうこの恐ろしい黒船はあのどこかにあったんですねぇ。。。