「自分が知っていれば良い」という狭量な世界観。

(日付変わってしまった・・・

このWeb時代においては切り売りなんてナンセンスすぎる。そうではなくて、良質のナレッジをアウトプットすることで良質のインプットが得られるということにもっと目を向けるべきです。
(中略
ナレッジやTipsで提供できるのは「こういう問題は、最終的にこういう結論になった」という結果だけです。不確実で不透明な問題を前にして、自分が悪戦苦闘して得た問題解決のプロセスや思考回路は、何人たりともコピーすることはできません。それを「ノウハウ」というのです。ナレッジは提供できますが、ノウハウは自分の手で築き上げるしか得られないものでしょう。

いいからアウトプットを晒せよ、ハゲ。 - GoTheDistance

そうそう、これってとても大事な視点ですよね。
Tipsとかナレッジを出し惜しみしない方が、より多くを得られるぞという。

そもそも、自分の考えが合っているか間違っているか、それすら表現しなければ検証しようもないのに。それが本当に「知っている」のか「知っているつもりになっている」のか、それは人に話してみなきゃ分からないのに、知っている事を誰にも言わないのってもうどうしようもないですよね。
id:amachangさんは「中身の有無に関わらず、とりあえず自分を自慢しよーぜ」という表現をしておられましたけど)


でも、id:gothedistanceさんが書いているように、1つだけ盗めないものがあって、それが「Tipsやナレッジを導き出す能力」です。(人の心は盗まれてしまうしね。。。)それってスーツ(笑)が好きな「問題解決能力」って奴なんですよ。id:habuakihiroさんがいつだかナレッジとかTipsとか知識を覚える事より調べ方とか理解のし方とかに意識を向けるようになった、とか何とか書いていました。こういう事を考える事こそが問題解決能力なのではないかな、と。

知識に視点をあてれば、仮に何かを「知らないといけない」という問題があった場合、それを解決する方法が自分の中にあれば、いつ「知らないといけない」という問題に直面しても臆せずに解決していける、というスキルこそが実は一番大事なんですよ。これはITに限らず、どんな仕事でも同じかと。(だって、人間は全知全能ではありませんし、全知全能にもなれませんからね)


そして、その問題解決能力を育てるには、多分「知ってる」とか「知ってない」とかそういう一瞬に目を向けていくのではなく、「知ったつもりになっていない」とか「勘違いせずに知っている」という継続した状態を維持し続けられるように、常に自分のナレッジとかTipsを検証可能な所に置いておく事ではないかなと思います。

つまり、Blogを書いて自分の考えを書くという事ですね。
「今日○○に行った」とか「××食べた」のようなBlogではなくて、「Maven、かわいいよMaven」みたいなBlog。こうして自分の価値観とかTipsとかナレッジを常に世間の荒波に置いておく事で、誉められたりDisられたりしてその妥当性が検証されるんじゃないかな、と思います。


そういうナレッジをさらっと公表しちゃうid:habuakihiroさん、カコイイ(・∀・)
だからid:gothedistanceも当然カコイイ(・∀・)
id:amachangさんも言ってた、「中身無くてもアピールしちゃえ!」って。これもカコイイ(・∀・)


出し惜しみとかじゃなく、そもそもOutputが出さない人もいるんですけど、そこは本当に「空でも何でも良いから、出していこうぜ」と。Disられても何でも良いじゃない、OutputをするだけOutputをしない人より数百倍良いです。


・・・でなければ、僕だってこんな事なんて書いていられないじゃないか><