技術が必要、というのは前回書きました。

次に必要になるのは、その技術を使ってタスクを洗い出す事と、そのタスクに適した要員をアサインする事です。これはややもするとマネージャの仕事として扱われそうなんですが、要員の特性と技能を見極めた上で、タスクを解消する為に必要な技能を見据えなくてはならないので、やはりここでも技術力と専門知識は必要ですよね。
この辺は、押さえどころを理解していればそれぞれ担当者を分けても良い訳で、一人で何でもかんでもっていうのは逆に無理があるかも知れません。が、システムの規模が小さく少人数で対応しなければならない場合は、やはりそのチームの一人が、上記にあげたようなものを考えなきゃいけなくなります。何でも知っていて損はない、って事です。
では、それぞれでどんな技能が必要となるかちょっと考えてみました。


まず、タスクを洗い出すには、ターゲットとなるシステムの特性と要件を踏まえたうえで、完成までにどんな成果物が欲しいか、それをどういった順番で作っていくか、を考えられないと、タスクは洗い出せないです。
更には、メンバーにとって既に熟知の域に達している技術領域の案件であれば不要ですが、メンバーに新人や未経験の人がいた場合、その人たちのフォローアップも工程に含めて考えられる必要があります。この場合、どの程度の研修なり資料なりを用意したら良いかも考えなきゃいかんので、テクニカル・リードが出来る人でないとつらいかも知れません。


タスクを洗い出せたら、今度はそのタスクを消化する為にどんな技能が必要か、を見極めます。設計する、とかなら顧客業務と顧客要件を理解してるとか、アプリケーション・アーキテクチャの知識が深いとか、まぁそれなりの技能を求めますよね。

で、最後の要員の技能の見極めですが、何をもってソイツがソレを理解しているか、というのはやらせてみないと分からないとか、キャリア・パスを踏まえて出来なくてもやらせるゾ、とか色々あるとは思うので、言及は出来ません。
ただ一つだけこっそり書かせてもらえれば、オブジェクト指向も理解していない奴にWebシステムのアーキテクチャ設計とかやらせても、何のメリットもないですよ、と。頼むからやめてくれ、と。


そんなところで。

最後に内輪ネタ。

えむおに告ぐ。

きみのどえむはきっとこれからのにほんをいきぬくためにひつようだ。ぜひごくいをおしえてください。でもきみのおくさんはきっとバードンだ。そしてきみはたぶんゾフィーだ。きをつけろ。