もしかして踊らされた?

国内のIT関係者は57万人もいるそうです。
SIが叩かれたり、新卒採用ムーブメントがあったり、(もうスーツvsギークじゃないね)スーツが叩かれたりしましたが、実はそういったもの全部、「IT関係者向けの市場育成の為のイベント」だったのではないだろうか、なんて思いました。

採用を中途半端に頑張ってる企業が「うちはエンジニアに優しいから!」と言う為のフェイントだったりするのかな、とか思ったんですけどそれはちょっとリスクが大きすぎて無理がある。でも、「報われていないと感じているエンジニア」向けに何か商売を始めようと考えている人がいたら、プロセスとして危機感を煽るのが一番だと思うんですが、それより「お前ら報われてないぞ」とか不遇感を煽っておいた方がより浮き足立ちそう。(僕なんかしっかり釣られた訳だし)

その後に、「でも、俺らはきちんと分かってあげているぞ」と続き、恒例の「危機感煽り」に繋げる、と。この話を鵜呑みにしてると、教材売られちゃうかもw


いや、面白いかなと思って書いてみただけなんで、本気でこう思ってる訳じゃないですw


この問題は、ようするに「スーツとギーク」みたいな単純な二元論ではなくて、漠然と「今よりもっと良くできる」という想いみたいなものが、愚痴だったり所謂スーツ批判みたいな形で世に出てきたというのが本質だと思ってます。

特に何かを変えていこうとする場合、改善をする側とそれを阻止する側という構図を設けると後者が批判の対象とされる雰囲気が作られたりするので(某国の総理大臣が使った手ですね)、「敵」となる存在を作った方が意外においしいってケースもありますよね。多分、そんなところなんじゃないでしょうか。

この論争はもうぼちぼち落ち着きそうですけど、またどこかで似たような構図の論争が出てくるんじゃないかな。