例えばこんな価値観。

速き事は美しき哉。

実は私、モーター・スポーツが好きなんですがそこで耳にした事のある言葉です。エンジニアを自称する分際で、モーター・スポーツ関係のメカニカルにはほぼ無知なのですが、何となく共感できたので覚えてました。


「良いマシンやエンジンは見た目も美しい」という事なのですが、実際にそうなのかは何とも言えません。でも、確かに年間16戦中15勝という途方も無い成績を残したMP4/4(Honda Marlboro McLaren 1988)は、美しいというかかっこいいと言うか、機能美は感じます。


もしかしたら、UMLやERのモデル、ソースコードも美しく仕上げる事=良いものという見方が出来るかも知れません。少なくとも、見た目が美しいという事は可読性が良い筈です。またそれがソースコードなのであれば、余計な事が書かれていないという事なので、ある程度のパフォーマンスは期待できそうです。

モデルであれコードであれ、見やすいという事は、レビュアが間違いを見つけやすくなる、という事です。勘違いや実装漏れがないか、確認する事もより簡単になります。そうする事で、パフォーマンス以上に品質も向上させられそうです。


どちらも「エンジニアリング」ですが、さすがに完全同一視は無理でしょう。
でも、こういうちょっとした置き換えをしてみると、ソフトウェア開発にちょっとした隠し味を盛り込むことができそうです。